リゾートホテルの宴会&ブライダルスタッフのバイトの時給や仕事内容、働いた感想を紹介!
リゾートホテルの宴会&ブライダルスタッフはリゾートホテルで行われる宴会や結婚式の接客をする仕事です。
一流の接客マナーが求められますがその分得るものも大きい仕事です。
そんなリゾートホテルの宴会&ブライダルスタッフの仕事を30代のときにやっていたK子さんに時給や仕事内容、働いたか感想を聞いてみました。
リゾートホテルの宴会&ブライダルスタッフのバイトの時給はいくら?
地域 |
時給 |
---|---|
地方 | 850円〜930円 |
月収はいくら?
16万〜22万円
勤務時間は?
朝の仕事:7:00〜10:30
午後の仕事:15:00〜終了まで(だいたい20:30〜21:30くらい)
昼の仕事:10:00〜終了まで(14:00〜15:00くらい)
ブライダル当日の場合:披露宴開始の2時間ほど前〜終了まで(2次会がある場合は23時までになる場合も)
という4パターンの組み合わせでした。
休みは月どれくらいありましたか?
6〜8日(基本的に平日のみ)
リゾートホテルの宴会&ブライダルスタッフのバイトのまかないや寮の設備について
まかないは何食つく?
2食
食費は有料?
無料
寮は何人部屋?
個室
寮の設備は?
10畳+6畳の2LDK。
昔の保養所施設を買い取りしたそうで、古いけど一人分の部屋がとにかく広かったのが印象的でした。
職場まで徒歩7分ほどで、派遣先のリゾートホテルの客室よりよほど臨場感のあるオーシャンビューで、寮に入ってすぐリゾート気分を味わえました。
窓を開けてすぐ下が海になっていて、窓から釣りもできたほどです。
設備:洗濯機、ガスコンロ(2口)、冷蔵庫、エアコン、トイレ、風呂、共用エレベーター、共用物干し屋上
寮代、光熱費はいくら?(給与からいくら引かれる?)
無料
生活費はいくらくらいかかりましたか?
月7万くらい、食費につかっていました。
日に2食は社員食堂で食べられるのですが、朝食業務が早く終わればモーニングへ行ったり、派遣先のティーラウンジで社割で安くケーキセットをいただいたりしていました。
長い中抜け休憩を利用してガイドブック片手にランチを食べ歩いたり、夜は温泉街のバーへ飲みに行ったりなどしていました。
逆に、近くにあまり商業施設はないので、日用品以外の買い物への用途はほとんどなかったです。
友達作りのためには、会食やカラオケ・飲み行くお誘いなどはあまり断りたくなかったので、そういった費用も少しかかりました。
ただ、赴任したてはお金があるかないか、様子を見て誘ってくれる人が多かったです。
リゾートホテルの宴会&ブライダルスタッフのバイトの男女比と年齢層は?
男女比
5-5
年齢層
20代フリーターが多い
40代や50代でも働ける?
YES
服装や髪色・髪型規定について
服装はどんな感じ?
ウェディングや宴会(洋食・和洋折衷食)の時や、レストランで洋食コース、ビュッフェ担当の時などは洋装(白ブラウスに黒タイトスカート・黒ベスト・タイリボン)でした。
季節によっては、上に黒ジャケットも着用しました。
座敷で和食宴会や、和食レストランや懐石の小間出し担当の時などは、着物(本式)でした。
着物については、簡単に着られる二部式も選べましたが、着付けをおぼえたかったので本式を選びました。
着付けについては派遣先でお姐さんが丁寧に教えてくれて、足りない小物なども貸してくれました。
髪色・髪型、ピアスやネイルは可能?
黒に近い茶髪のみ可。
勤務中はピアス・ネイルは不可。
髪型は清潔感があるように、というのが原則でした。
リゾートホテルの宴会&ブライダルスタッフのバイトの具体的な仕事内容は?
お客様と事前に色々打ち合わせて披露宴まで契約する、いわゆるウェディングプランナーの職種は、地元の社員さんでした。
派遣は、主に披露宴当日のサービス業務にあたります。
つまり派遣の仕事としては、宴会は宴会会場での通常のコース料理と飲み物の提供、ウェディングは披露宴会場での特別コース料理と飲み物の提供、ということになります。
ウェディングと宴会の現場での業務は似ているので、今回は主にウェディング業務経験のお話しをします。
私が派遣で行っていたホテルの飲料部門には洋食レストランと和食レストランがあったのですが、その両方のレストランのうちサービスに真剣に取り組むことができる若い世代のスタッフから選抜されたメンバーでウェディングのチームを組んでいたようです。
チームごとに、披露宴の2週間ほど前からミーティングがあり、詳細や必要な道具などを確認したり、係の仕事について事前に練習しておいたりする期間がありました。
何をしておくべきかは、すべて社員さんから指示があります。
ただ、ウェディング繁忙期の5〜6月、10〜11月は、同じ期間にたくさんの挙式予定者がいたりして、たび重なるミーティングで内容が混同しそうになったこともあります。
披露宴当日の1例ですが、朝は10:30に出勤します。
12:00からの挙式に早めに到着した参列者(ゲスト)のために、ウェイティングスペースを用意し、ドリンクを提供します。
着替えの必要なゲストには控え室を案内したりもします。
挙式開始時間が間近になるとゲストを会場まで案内したり、フロントスタッフと連携をとりながら時間ギリギリに来たゲストを出迎えたりもします。
挙式が始まると13:00からの披露宴の準備に走ります。
素敵な挙式風景を見られることはほとんどありません。
披露宴は、余興などもあるので通常の宴会よりも長めにセッティングされていることが多く、だいたい3〜4時間かかります。
13時始まれば、16時頃までかかります。
その間、歩きっぱなし、物を運びっぱなしです。
動ける間はまだよくて、スタッフが等間隔開けて姿勢よく立ち、シャンパンを開けたり新郎新婦やゲストを見送ったりなど動けない時の方が逆に足がツラかったおぼえがあります。
披露宴が終了するともちろん片づけ作業にとりかかるのですが、時には片づけもほどほどに宿泊されるゲストのお部屋案内に行ったり、二次会場の準備も行ったりしました。
初めての業務ではなんだかわからないうちにどんどんイベントが進行していくので、次に何をするべきかわからなければ、チームリーダーやマネージャークラスの社員さんの指示を次々と自分からもらいに行くのがいいと思います。
リゾートホテルの宴会&ブライダルスタッフの仕事のきついところは?
披露宴会場では、配膳サービスに加えて、ドアオープン係や音響係・スポットライト係などを任されることがありました。
すべてのタイミングはお客様の好みの曲やアレンジで細かく指定があったので、資料を見ながら事前の練習は不可欠でした。
やはりとても大事なイベントなので、任された内容によっては緊張で胃が痛くなったりしたのもおぼえています。
練習が必要とは言え、黙って自己練習していても、評価は上がったものの時給は発生しませんでした。
慣れてきたら、長く時間がかかりそうな練習は、事前にマネージャーや支配人に許可をもらってタイムカードをつけさせてもらったりもできました。
だいたいテーブル1卓の担当につき、そのテーブルのゲストへの配膳サービスを行いながら係の仕事もこなすので、披露宴中はとても気忙しかったのをおぼえています。
また、朝から晩まで広いホテルの中を走り回り、ゲストの前では姿勢を正して思い料理や飲み物を運んだりしなければならなかったので、ウェディングの次の日は筋肉痛となんだか体中の関節が痛むのとで、身体的・体力的にはキツイ仕事でした。
リゾートホテルの宴会&ブライダルスタッフの仕事をした感想!
リゾートホテルの宴会&ブライダルスタッフの仕事の良いところ
宴会については、法事・会議の後や親族の集まり、イベント後の打ち上げ、賞を取ったお祝い、同窓会や町内会の集まりなど、色々な地域から来た団体で、多種多様なものが催されていました。
シティホテルと違うのは、ほとんどのお客様が宴会後泊まっていって朝食も取って行かれるので、ドンチャン騒ぎした夜と朝の顔が違うのを見るのはとても面白かったです。
色んな芸能人に会えたり、余興や演奏を一緒に見られるのはとても楽しい経験でした。
またウェディングはやはりお客様の一生に1度の大切なイベントなので、新郎新婦は半年から1年程ほど前にホテルと契約され、準備を始めているそうです。
通常の宴会やレストラン配膳業務に比べて楽な仕事ではなかったのですが、やはりおめでたいイベントなのでお手伝いできるのはとても感動ややりがいを与えてもらっていたと思います。
何回も打ち合わせに通ってきていたカップルが最後両親に挨拶する場面などでは、親族の方と同じタイミングで感動して泣いてしまったりもしました。
また大変なイベントを一緒にやり遂げることで、チームのメンバーともより仲良くなれた気もします。
また、ウェディングプランはホテルの中で1番売り上げの大きいイベントだったそうで、無事に済んで入金が完全に終わると、支配人から「今回のウェディングで○○○万円稼いだお疲れ!」みたいなフィードバックがあったのも面白かったです。
通常の宴会やコース料理の提供ではそこまでの声掛けはありませんでした。
リゾートホテルの宴会&ブライダルスタッフの仕事の嫌なところ
どんな仕事でもそうだと思いますが、やはり嫌なお客様はいます。
特に、お酒を出す場所なので、イヤな酔っ払いに遭遇する場面も多いかもしれません(大きな声でからんできたり、体を触ろうとする人など)。
ひょいとかわせる様な場合はやりすごせばいいのですが、余りにもあからさまな時は、先輩の社員さんや男性の上司に相談すると代わってくれたりかばってくれたりすることもあると思います。
何もしてもらえなくても、報告しておくことで「がんばったね」とか「今日は大変だったね」など声をかけてもらえるので、逆に忍耐強い派遣として評価してもらえる材料にもなります。
黙って1人で耐えて、陰で1人で泣くためにいなくなるような事が1番よくないと思うので、小さなことでも近くの社員さんやマネージャーに報告・相談すること、相談できるリレーションをとっておくことが大事かなと思います。
リゾートホテルの宴会&ブライダルスタッフの仕事はどんな人に向いてる?
お客様や回りのスタッフとコミュニケーション能力はとても大事なので、そういった能力が長けている人はいいですね。
また体力面に自信がある人・また体力をつけたいと思っている人にも向いていると思います。
将来、自分のお店を持ちたくて色々な料理やイベントを見ておく経験を積みたい、という人にもためになるでしょう。
あとは、その時その時を割り切って楽しめる人がいいと思います。
もしかしたら毎日違う宴会場へ回されるかもしれない派遣なので、「昨日の披露宴みたいな仕事がよかった」とか「○○さんと一緒の宴会の方がいい」とかこだわってしまう人だど、毎日疲れてしまうかもしれません。
1つのイベントや宴会が終わったら切り替えて、休憩中や休日にプライベートも楽しんで、体の調子を整えてまた次の勤務へ、と切り替えて過ごしていける人なら、契約期間はあっという間に楽しくすぎていることと思います。
これからリゾートホテルの宴会&ブライダルスタッフでバイトをする人に向けて先輩からアドバイス
いま、この仕事をやってみるかどうか悩んでいる人は、もし初めてであればまずはぜひやってみるといいと思います。
宴会やウェディングは、1人のスタッフの力では決してやり切ることはできないし、現地の社員さん達だけでは間に合わないからリゾートバイトの求人が出ている訳です。
現地のスタッフさん達もそれをよくご存じなので、人手不足のところへ労働力として赴いて行く訳ですから、たいてい歓迎してもらえますよ。
まずは始めに新人として歓迎されているうちに、早く仕事をおぼえて現場で1人前になることが大切です。
現地で友人を作るのは、それからでいいと思います。
最初はおぼえる事ばかりで大変で、孤独かもしれません。
ただ、あなたのそんな真摯な姿勢を現地のスタッフさんは必ず見てくれているので、1人前の仕事ができるようになれば、フェアな関係の友人がすぐにたくさんできるようになりますよ。
地元とは違う場所にできる本当の友人は、一生の宝物になります。
まずはお仕事、がんばってみてください。
そして楽しんでもらいたいと思います。
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